「望星丸」には、海洋調査船としての機能はもちろんのこと、海を通してさまざまな教育を展開する、
高度な教育施設としての役割があります。
海洋科学は海の実践的学問であり、海洋の実態を学ぶことから始まります。「望星丸」での航海体験は
何よりも増して、海洋の現状を把握できるだけでなく、自らを研鑚する上で、学生にとって欠くことのでき
ない授業と言えます。
東海大学海洋学部では、全学生の必修科目として"海洋実習"を設定。また、航海工学を専攻する学生に
対して行われる"航海実習"など、専攻にあわせた"専門航海実習"が用意され、「望星丸」で航海を体験する
学生は年間 3,500人を超えています。さらに大学院生の海洋実習も行われ、さまざまな調査を通じて、より
高度な実践的能力を体得するための貴重な場となっています。海洋学を学ぶ学生にとって「望星丸」は
"海のキャンパス"として欠かせない存在です。
海洋実習の様子を撮影したものです。
○海洋実習は、最新鋭の海洋調査研修船「望星丸」に乗船し実施されます。
1年次の海洋実習Tは1泊2日、2年次の海洋実習Uは2泊3日、3年次(一部の学科は4年次)の海洋実習Vは1週間行われます。
○海洋実習の主な航海区域
海洋実習Vの場合は主に次の方面に出かけていきます。
@小笠原諸島、父島、母島、西之島
A伊勢湾、熊野灘、遠州灘、足摺岬、三陸沖、鹿島灘
B函館湾