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要 旨 |
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数学は社会にでても役立たないと言われている.生徒も役立たない数学を学ぶ価値を見失い,数学から離れているのが
現状である.このような状況は「数学」が社会の中でどのような役割を演じているか,また,文化の中の数学を理解でき
ないままに,数学教育を受けているためであると考えられる.学校教育としての数学から外を眺めるだけではなく,社会
の中の数学を意識してみた時に,なにが必要かを考えた.結果はすべてが一体となって存在する数学をとらえることが重
要であり,学校教育と社会との架け橋を構築することを訴える必要があることがわかった.そのような橋をどのような視
点から架けることが,必要かを論じた.今までの日本の数学教育のあり方を変えることが重要なことであり,その改革の
方向性も見えてくる可能性があることも理解できる.社会の中で,数学はいかに重要であるかを論じた. |
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