2010 Vol.8 No.2「海ー自然と文化」東海大学紀要海洋学部  2010年10月30日発行
望星丸による韓国東義大学親善訪問と教育効果
八木光・渡辺喜保・修理英幸・坂上憲光
まとめ
今年度の海洋実習IIIでは,通常の海洋実習旅程に加え,門司港開港120周年の事業への参加とオープンシップ,九州キャンパスの学生と東義大学への訪問団に加わり韓国釜山港への公開及び行事への参加という多彩な内容であった.
当初予定の10泊11日から台風の余波による影響で釜山滞在が1日延び,合計12日間の長期航海となった.この間,予定した実験,解析および各種行事への参加を行い,全員無事清水へ寄港することができた.
本年の実習参加者には,韓国での産業の目覚ましい発展や学生の学習意欲など直接体験でき,今後の学生生活への大きな刺激になったと思われる.また,社会人になったのちも人生の節目として大学生の時期に外国訪問という異文化体験の機会にも恵まれたことは一生涯忘れることのできない海洋実習IIIとなるであろう.